冬になると決まって体中が痒くなります・・
特に悪いものを食べたわけでもないのに、同じ場所が痒くなる。私の場合、特に腰と脚のすねです。
我慢できなくてつい掻きむしってしまい、どんどん黒ずみがひどくなる一方。
いくら皮膚科から軟膏クリームをもらっても全く改善しません。
ただただ、夏になるのを我慢して過ごすしかありません。
一体なぜなのか?ずっと何年も疑問に思っていたのですが・・
最近ある書物を読んで。このかゆみの原因が分かったのです!
実は冬のかゆみは、寒冷蕁麻疹(かんれんじんましん)かもしれません。
この寒冷蕁麻疹とは、名前の通りじんましんの一種です。
寒冷蕁麻疹は、皮膚が急に冷えたことで肥満細胞が刺激されかゆみとして症状が表れるらしいのです。
これは他の蕁麻疹と違い、24時間以内に症状が治まるので、かゆみを我慢して放置すれば治ります。
ところが、我慢できずに脚・腕・背中・腰・顔など、場所を変えて慢性的に症状がでるため、ついつい痒くて掻きむしってしまう悪循環が起きます。
治す方法は1つ。皮膚科で抗ヒスタミン剤の投薬でかゆみを抑制することです。
病院に行きたくない方、もっと早く治したい方は、寒冷蕁麻疹の根本の原因、皮膚の「冷えを」取り除くことです。
日頃から皮膚を温めることが大切になります。
寒冷蕁麻疹だと思ったらすることは、
①皮膚科へ行く
②痒い部位を重ね着などして温める
③冷たいものを食べないようにする
④フローリングを素足で歩かない
寒冷蕁麻疹は、冬だけではなく冷房のきついオフィスにずっといることで症状が表れるかもしれませんので、夏でも油断しないように一年中注意が必要です。
これらとは反対に、皮膚が急激に温まることで起こる温熱蕁麻疹(おんねつじんましん)というのもあります。
これらの蕁麻疹は、放置しても別に病気になることはありません。
ただかゆいだけです。
女性の場合は、特に傷跡から色素沈着に悩む方も多いので、ぜひ早めに治療してあげてくださいね。